メンタルヘルス

健康的で柔軟な自-他の境界線を持つ 2–人との距離のバランスをとる

2015/10/16

人によっては、過去に傷ついた経験から、心を閉ざし、自分の周りに堅固な壁を築いてしまっている場合があります。

自分の領域に入り込むような雰囲気を察知すると、強固に自分を守ろうとする言動をしたり、人間関係を突然ばっさり切ってしまったりします。

傷つくかもしれない、という恐怖感からこのようなことが起きます。

また、今まで境界線が曖昧で、他人の感情に非常に敏感な人が急に自分の意思を主張をしようとすると、反動で他人との線引きがものすごく強くなって、大きな壁を作ってしまう状態になることもあります。人間関係がとげとげしいものになってしまうかもしれません。

このようになってしまっている場合、少し心にゆとりを持ちましょう。自分の気持ちを主張する時、感情的にならずに、はっきりとした言い方をしょう。同じことを伝えるのでも、言い方で印象はものすごく違います。

感情的で他人を傷つけるようないい方をすると、境界線も厚い壁のようになり、相手の感情を強く刺激しますが、しっかりと自分の意思や感情を単刀直入に表現するのみにとどまれば、そこまでのインパクトはないわけです。

この自分と他人の境界線は、心を癒し、自分らしさが確立されてくると、自然で柔軟なもの、つまりその場に応じた臨機応変なものになっていきます。「他人に脅かされる」のが少なくなると、心に余裕ができて、必死で境界線を引かなくてもよくなってくるのです。

最初のうちは、はじめて運転をするようにぎこちなく、意識して自分をはっきり出していかなくてはいけないかもしれませんが、練習と思ってやると、スムーズにできるようになっていきます。

「完璧な境界線をつくる」のが目的ではないし、そのようなものも存在しません。誰でも、人間関係の上で、「ちょっと踏み込みすぎたな」と思ったら、距離を取ったり、反対に、人間関係を深めようと、こちらから積極的に働きかけることもあるでしょう。

つまり、バランスなのです。その場合、気づいたらちょっと調整すればいいだけのことです。

今まであまりにも他人の感情を気にしすぎて苦しくなる人は、はっきりと境界線を引いて、意識することで、自分の領域が生まれ、自由な気持ちになれると思います。

一回で簡単にできるようなものではなく、地道な訓練が必要で、根気よくやればできるようになってきます。

境界線ができてきて、自分のスペースがあることに喜びを感じられたらしめたもの。続けたいという気持ちも大きくなり、さらにやりやすくなるでしょう。

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プロフィール
羽鳥美香
羽鳥美香
カウンセリング心理学修士号、アメリカ、カリフォルニア州のサイコセラピスト(心理療法士)免許(MFT)を持つ。オンライン(スカイプ・メール)/電話をメインとしたセラピー、コンサルテーションを行っている。
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