心と感情を癒し、浄化する瞑想法

スピリチュアル

 

悲しみや怒りなどの苦しい感情、または嫌な感じやわだかまりが残っていると苦しいですね。気分も落ち込むものです。

このような状態が長く続けくと、心身によくない影響を与えます。

セラピーでは、EFTイメージなどで感情をリリースしていきますが、今回は自分でできる簡単な瞑想法をご紹介しましょう。トラウマワークのあとに行うなど、残った感情を浄化するために考案した方法です。

光のイメージで感情を浄化する瞑想法

体が汚れたら、洗えばいい。当たり前ですね。心が感情で暗くなったら、どうやって洗えばよいでしょうか。

心は実体がなく、形がないものです。

観察から、心は主に、考えや感情、そして想像でできているといえるでしょう。

心が想像でできているなら、想像で浄化してみましょう。

1. まず瞑想の雰囲気をつくる

突然やろうとしてもうまくいかない時があります。それは環境が整っていないからかもしれません。自分が瞑想の雰囲気になるようにもっていきましょう。

まず、落ち着ける場所を見つけましょう。完璧である必要はありません。ただ、他の人に邪魔されないような、すっきりとした場所ならよいと思います。

また、時間も選ぶとよいですね。この瞑想の場合、特に夜やるのが向いていると思います。

もちろんストレスがたまっているのですっきりしたい、という時にも使えます。

2. 呼吸を整える

いろいろな感情で心が乱れていると、瞑想に突然入るのは難しいものです。それは神経が興奮している状態だからです。瞑想は静かにするものですから、まず気持ちをある程度落ち着けなくてはなりません。

この興奮と静寂のギャップをつないでくれるのが呼吸です。交感神経優位の状態から副交感神経優位の状態へと持っていきましょう。

頭を休め、気持ちを楽にしてください。肩の力を抜きましょう。

吐く息に注意して、静かに呼吸してください。今回は呼吸を使った瞑想法ではないので、単に息をいつもよりゆっくりすることに留意してください。息を意識することで、心配事やつらい感情でいっぱいになった心に、変化が訪れます。

3. 癒しの光をイメージする

気持ちが落ち着き、呼吸も整ってきたら、瞑想を始めましょう。

頭の上から、美しい光が降りてくるのを想像します。光の色は、虹色でもいいですし、白や金色など、自分が好きで、気分がよくなる色を使いましょう。イメージしようと意気込む(心身を緊張させる)のではなく、自然に現れると思って現れた色や感じを使ってやるほうがうまくいきます。

この光は頭から体の中に入ってきて、体中に浸透していきます。そして、心の苦しみ、嫌な感情、体の痛みを洗い流していきます。

体だけではなく、周りも光に満ちています。自分のいる環境も清められ、輝いていきます。

この光は、雨のように自然に上から降ってきて、嫌なエネルギーを洗い流す力がある、と想像してください。

光が体に浸透していく時、心地の良いあたたかさ(場合によっては涼しさでもよい)を感じてください。体の中がお湯につかって、気持ちよくなっていくような感じです。それと同時に傷ついた心もそのあたたかさで癒されていきます。体の痛みもやわらいでいきます。

4. 自分のスケジュールに取り入れる

例えば、夜寝る前、一日のストレスと疲れを洗い流す目的で、自分のスケジュールに組み込むといいでしょう。これは2,3分でできる瞑想です。でも、最初のうちはその2,3分集中するのが難しいこともあります。

心があちこち動いてしまうと、「光が洗い流す感じ」にフォーカスできません。セッションでセラピストがリードしてやったほうがうまくいくのは、人にリードしてもらってやると、暗示的、催眠的効果があるからです。その場合、このイメージを用いた瞑想はかなり容易にできます。

最初のうち難しくても、繰り返しやることで楽になることもあります。やる時間を大体決め、体に「そろそろ瞑想をやる時間だな」とインプットしてしまうのです。そうすると、それがある意味で暗示となり、自然と心が瞑想をやる雰囲気になりやすくなります。

特に寝る前は心を落ち着け、眠りに苦しい感情を持ち込まないように努力するとよいでしょう。それが質の良い眠りにつながり、次の日の気分をよくする好循環を促進するからです。


参考記事:
腹式呼吸で気分を改善する
心身の緊張感を解くのが大切な理由
緊張感を解き、心をリラックスさせる方法
イメージによる感情の開放
不安・心配を祈りに変える
トラウマが心に与える影響

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