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瞑想で大切なこと–姿勢について

2017/01/17

 

瞑想とは、究極的には、悟りを得るためではありますが、その前に心がある程度落ち着き、集中力がないと困難です。そのため、様々なタイプの瞑想方法が確立されてきました。一般的に瞑想をやる場合は、やはりこのような心を統制する目的で、心身の健康のために行うことが多いと思います。そして、瞑想を効果的に行うために、姿勢も重視されてきました。

結跏趺坐は、できるようになると、体のバランスにすぐれ、背骨をまっすぐに保ちやすい姿勢です。それがやりやすい人はやればいいのです。しかし、結跏趺坐をやること自体が目的ではないし、それができたからといって、「瞑想上級者」になったわけでは全くないのです。

なぜ背骨をまっすぐにするのが大事なのかというと、そうすることで、気の流れが安定し、それによって心も落ち着きやすくなるからです。これが一番大きなポイントです。

そして、背骨をまっすぐにするためには、結跏趺坐は特に必要ありません。きちんと足が床につく高さの椅子に座って、背骨をまっすぐにすればそれでよいのです。ヨガ式の座り方や正座、どれでも自分に合っていて、やりやすい方法でやればいいだけです。もう少し細かいことをいえば、肩の力を抜いて、腰に重心を持っていくと、体は安定します。

日本人はなにかやる時、「型」から入り、ある意味型に非常に執着するところがあります。これは他の民族と接するとよくわかる、際立った特徴です。型がよくわからないと不安になり、型から逸脱するのを恐れるのです。しかし、瞑想は体でするものでなく、心でするものですので、型にとらわれて、心を忘れてはいけません。

瞑想は自分の心を見つめるためのものですから、体が窮屈で、座っているあいだ中、心が体の感覚(痛みなど)に持っていかれるようでは、なかなか進みません。また、心が始終「私の姿勢どうかな?」などと考えなくてはいけないのでは、雑念を増やすだけです。ですから、まず自分にとって楽、かつ背骨がまっすぐになるような姿勢を探しましょう。

まっすぐといっても、軍隊のような不自然なまっすぐさではありません。背骨は自然に湾曲していて、体の重さが一点に集中しすぎて痛まないようにできています。それを竹のようにまっすぐしようとするのは意味がありません。ここでいう「まっすぐ」とは、前かがみになったり、猫背になったりしない、自然に肩の力を抜いた姿勢です。呼吸を瞑想対象にしている場合は特に、自然に呼吸ができないと体に緊張感を生みます。瞑想での集中とは、「瞑想に専念している」ということであり、緊張感ではありません。

また、体格の差、今までの姿勢の差などがあるので、他人と比べることも無意味です。瞑想は心を開放するためのものなのに、自分で自分を苦しめる必要はありません。

このようにやりやすい方法で、心を見つめるとうまくいきやすいのです。うまくできるやり方で感じをつかみ、効果を得るのです。効果がでてきたら、喜びがありますから、それを糧にしてやる時間を延ばしていけばいいのです。

日本人は苦行を好む性格でもあります。耐えて、努力をして、苦しんで何かを得なくてはいけない、という強い思い込みがあります。この思い込みも瞑想の邪魔になり、苦行への執着を生みます。ブッダが苦行を捨てて悟ることができた、ということを思い出しましょう。気を楽に、その過程を楽しみながらやるとよく、無理をしてもよいものを生み出しません。

なぜなら、心が安らかな状態というのがもともと自然な状態なので、不自然で余計なことをすればするほど、心は雑念も執着も強くなり、苦しみも増すのです。

気を整えることで、心が瞑想状態に入りやすくなります。気というものがよくわからない場合は、気は体がほぐれると、血行と同様流れやすくなるということを覚えておけばよいでしょう。ですから、普段から、ヨガやストレッチなどをして、体の柔軟性を保つことは役に立ちます。体がこわばりすぎていると、どんな姿勢をしてもリラックスできませんから、どうしても同じ姿勢を続けるのが難しくなります。

しかし、ポイントは姿勢を続けることではなく、心の状態ですから、体が窮屈だと感じたら少し動かしたりして解消し、そのことで罪悪感や「自分はできない」などという考えをわざわざ生み出して雑念を増す必要はありません。ただ、一度体が安定した姿勢に落ち着き、心もリラックスしてきたら、今度は体のことはあまり考えずに心にのみ集中し、体が自分で微調整をしたいなら、勝手にそれにまかせる、といった心持でいるといいと思います。

実際に本当の上級者になると、座っていても、立っていても、動いていても、心に映し出される現象・感情・考えにとらわれない状態になるので、特別な姿勢は必要なくなります。しかし、最初のうちは、ほとんどの人がまず座って心を整える必要があるわけです。そこから徐々に何か作業している時も、同じ心の状態を保てるか試し、瞑想の機会を増やしていくことができるのです。

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プロフィール
羽鳥美香
羽鳥美香
カウンセリング心理学修士号、アメリカ、カリフォルニア州のサイコセラピスト(心理療法士)免許(MFT)を持つ。オンライン(スカイプ・メール)/電話をメインとしたセラピー、コンサルテーションを行っている。
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