心・感情

自分を許し、過去から解き放つ

2017/05/28

1. 自分を許せない時

不安、うつ、気分が重い、といった症状の大きな原因の一つに、トラウマがあります。ですから、セラピーではトラウマを解消するワークを行うことも多いのです。

しかし、トラウマ・ワークをする以前に、自分に対する嫌悪感、後悔が大きくのしかかり、自分を信用できなかったり、自分を阻害してしまうことがあります。このような時は、まず自分を許す方向にいくことが大切です。

2. トラウマ・過去の出来事のインパクト

トラウマの状況(またはつらい思い出)が起こってしまったことに対して、「なぜこんなことがおこってしまったのだろう」「なぜ防げなかったのか」「自分のいたらなさでこんなことがおこってしまった」などと考えることがあります。

一つにはトラウマ/心の傷のインパクトによって、つまり出来事が深く心に刻まれことによって、このような考えにさいなまれることが多いのですが、そのまま引きずっていると、心の重荷をさらに重くしてしまいます。

3. なぜ後悔するのか

後悔ということは、過去の事柄に対して、「こうすべきだった」と考えることです。「過去は変えられない」というのはもちろんのことですが、後悔してしまう心理の裏には何があるでしょうか。

人によって違うので一概には言えませんが、起こったことが恐ろしかったために、「もう二度と同じことを繰り返したくない」との思いから、「何かできたはず」と考えてしまうことが多いように感じます。

そして、自分を責め続けることによって、同じような事が起こるのを無意識に回避しようとしているのではないでしょうか。

4. 後悔し続けることには意味がない

一見、自分を責め、これをしていたらよかった、あれをしていたらよかった、と思うのは、同じような状況を回避する上で理にかなっているように見えます。しかし、実際には、多くの人が無意識にこのような後悔をして、自分をさいなみ、心を暗くする結果となっています。そして、心が晴れないと思うのです。

以前に起こったことに終止符を打てないと、常に過去に引き戻され (または過去の経験が自己イメージとして定着して)、現在の心の闇を作り出してしまいます。そして、このような思考が心を占領すると、心が固くなり、緊張感、不安感がつのってきます。

私たちの行動は完璧ではありません。間違うことがあったり、選択の余地がなかったかもしれません。ですから、「あの時はあれが自分でできるベストだった」と思うことも、時には必要になってきます。

自分を許せないことによってよいことはありません。心が楽になることで、自分のためにも、人のためにもなるのです。

5. 許すことで感情が浄化される

過去に人を傷つけてしまった場合、実際にその人に謝ったりすることも一つの方法です。そうすることによって自分を許すことが可能になる場合もあります。

セラピーでは、その人にもっとも適した方法で自分を許すプロセスを行っていきます。例えば自分が過去の行為から浄化されるイメージを使ったり、重苦しい考えや感情をEFTで軽くしたり、過去の事柄に区切りをつけるようなワークをしていきます。

自分を許し、しっかりと受け止め、心がゆるんだ時に感情の浄化が始まります。暗かった心に光がさしてきます。そして、心がゆるむと、気分が楽になるだけではなく、その人の持っている可能性がどんどん出てきます。


参考記事:
気分改善のためのアドバイス
今「ある」自分を受け入れ、いつくしみ、前に進む
トラウマが心に与える影響
ネガティブ思考を止める1つのテクニック
自己嫌悪を克服するために効果的な考え方
感情を手放せない理由
自分を裁かない
自分を信じる
よい(肯定的)思考を育むには 1
心身の緊張感を解くのが大切な理由
心と感情を癒し、浄化する瞑想法
自分を責めない思考方法

CATEGORIES & TAGS

心・感情,

mhatori

Author:

プロフィール
羽鳥美香
羽鳥美香
カウンセリング心理学修士号、アメリカ、カリフォルニア州のサイコセラピスト(心理療法士)免許(MFT)を持つ。オンライン(スカイプ・メール)/電話をメインとしたセラピー、コンサルテーションを行っている。
詳しいプロフィール
お問い合わせ
オンラインセラピーUnblockEnergy.com

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。このメールアドレスはブログ管理人には知られることはありません。