瞑想の効果/スピリチュアル

心に何か問題を抱えている時は、とにかく早く解決したいと思い、なかなか他の事に目が向きません。
でも、すべての心の問題は精神・魂の問題につながっています。何かつらいことがあったり、人生に疑問を感じたりする時、ただそれを解決しようとするだけではなく、大きな視点から、私たちが生きていることの意味を考えてみましょう。
人生においての苦しみや問題は決して無駄ではありません。今まで見過ごしていた重要なことを教えられたり、導いてくれることもあります。つまり成長の糧となるのです。反対に現在の苦しみをただ嫌ったり、苦しんでいる自分を責めることで、自分自身を阻害すると、さらに苦しみは大きくなります。
そのような観点から、私は精神的問題を病理学的立場のみで見ることを好みません。なぜなら、「病気」「異常」と考えるだけでは、その問題が持つ「成長の機会」という恩恵の部分を無視してしまうからです。これは、現在の心の症状を放置すればいい、という意味ではありません。症状はその人がもともと持つパターンに多かれ少なかれ根差しています。そしてそれを改善していくことにより、間違いなく個人として成長するし、心は自然な自分に近くなっていくのです。
spiritualスピリチュアルの意味は、精神的、霊的、心の内面、魂に関することを示す言葉です。これは英語のreligious(宗教的)という言葉の意味とかなり違います。
宗教というのが、すでに組織化されたものを示すのに対し、スピリチュアルは組織とは関係なく、その人個人の精神的世界です。それが組織化された団体とつながっていることもあれば、つながっていないこともあります。
日本では、「宗教」というとカルトか何かのような悪いイメージがあります。また、「スピリチュアル」というと、前世がわかるとか、オーラが見えるとか、特殊能力など、興味本位のイメージが強く、地に足がついていない感じがあります。これはとても残念なことです。なぜなら、世界のほとんどの国で、多くの人が宗教やスピリチュアリティを人生の基盤にしているのに対し、現代日本では一般的に推奨されず、精神的拠り所を失っている状態だからです。
このページでは、スピリチュアルな事柄に関する記事を随時のせていきます。少しでも自分の内面に目を向けるきっかけになればと願っています。