自分を厳しく裁かないことが変化を可能にする

自分を裁かない 心・感情

自分のパターンを変えたいと思うことは誰にでもあるでしょう。その時に大事なのは、自分を裁かないことです。

裁くというのは、例えばちょっとパターンを変えようとしてうまくいかず、「私はだめだ!なんてバカなのだろう!」などと思ってしまうことです。

このように自分を追いつめてうまくいくことはあまりありません。なぜなら、だめな人間ならそれは生まれつきで、きっと変えることができないだろう、と無意識に思ってしまうからです。この思いが人を縛り、変化を可能にする行動をブロックしてしまいます。

つまり、地道に続けていれば、パターンを変えることに成功したかもしれないのに、このような考え方のおかげでやめてしまい、「やっぱりできなかった」という感がさらに強くなり、悪循環に陥るということです。

それよりも、言い方を変え、「このパターンは自分を苦しめている。どうしたら変えられるかな?地道にやれば、きっと変えられるに違いない」という感じにもっていきましょう。

パターンを変えるときに必要なのは自分を信じることです。しかし、どうしても自分を信じられない、という場合もあります。

この「自分を信じる」ことを妨げているのは、過去のトラウマから来た条件づけであることも大変多いです。つまり、自分を信じてはいけないかのように(例えば「お前はいくらやってもだめだ」などと繰り返し親に言われ続けたトラウマなど) 条件づけが思わせているのです。

ですから、条件づけが薄くなり、消えてくると、自然に自分への信頼感も回復し、自分に対する楽天的な考えも出てくるようになってきます。

そのようになると、パターンを変えるのも少しずつ楽になってくるはずです。

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